JR西日本が対面販売する
みどりの窓口の数を減らしています。
その代わりとして、同等の機能を持つとされる
みどりの券売機プラスの設置が進められています。
みどりの券売機プラスはモニター越しにオペレーターと
会話できる仕組みなのですが、
ことから利用客から不満が続出し,
改善を求める声が多くあがっています。
みどりの窓口が次々に削減され、
みどりの券売機プラスの導入を
促進することになった背景は
一体なぜなのでしょうか?
調べてみました。
みどりの券売機プラスとは?
みどりの券売機プラスとは、
新幹線・特急の切符を
販売する指定席券売機に
コールセンターとの
ビデオ通話機能を備えたものです。
早朝や深夜の時間帯にも切符を買えるメリットがあり、
みどりの窓口がみどりの券売機プラスに
置き換わった駅では、
切符を購入できる時間が
長くなったところも多いです。
画面越しに通学証明書などを確認し、
従来の券売機では買えなかった
通学定期を買うこともできます。
みどりの窓口と同じような
サービスが受けれるとの
触れ込みなのですが、
現状は、そう上手くは運用が
いっていないようなのです。
みどりの券売機プラスの不満の声
どの券売機で特急切符が買えるのか分かりくい。
もっと表示を分かりやすくしてほしい。
との意見もあります。
みどりの窓口よりも不便に
なっているので、
みどりの券売機マイナス
ではないか?
と酷評しているコメントもあります。
いままで馴染みのあった
みどりの窓口が削減され、
みどりの券売機プラスが導入される
ことになった背景は何なのでしょうか?
みどりの窓口が削減される理由は?
コロナ禍において外出自粛やテレワークの推進で、
JR西日本では鉄道利用客低迷で業績不振に陥っています。
コロナ前とコロナ禍での
業績の凹凸が顕著に表れています。
コロナ禍で事業別で見ても、
全般的に業績の落ち込みがひどいですが、
なかでも運輸(鉄道)業の
業績低迷が目立ちます。
コロナの影響をモロに
受けている事が数字で見て取れますね。
JR西日本の3月期連結決算は
2年連続の赤字となりました。
そこでJR西日本では業績を立て直すために、
JR西日本が運転士や車掌、
共同通信より引用
事務部門などの人員規模を
約800人削減する計画を立てていることが
2022年3月11日分かりました。
希望退職や早期退職は実施せず、
主に定年退職や採用抑制による自然減で対応します。
新型コロナウイルス禍による
鉄道利用の低迷で業績が悪化しており、
組織をスリム化することで収益力の改善を目指します。
JR西日本の2021年3月末時点の
従業員数は約2万4千人。
JR西日本は3月12日のダイヤ改正で、
在来線の計約500本以上の運行を取りやめたり、
運転区間を短縮したりする。
こうした減便や対面で切符を販売する
「みどりの窓口」など駅の業務を見直すことで
約460人を削減する。
人員削減やみどりの窓口などの駅の業務の見直しを
行うことを発表しています。
みどりの窓口を減らす背景には
・人手不足
・チケットレス化の普及
が挙げられます。
今後は、改札機のメンテナンス費用がかかる、
紙の切符の取り扱いを減らし、
チケットレス化を加速させ、
将来的には、みどりの券売機プラスの
利用者そのものを減らしたい方針のようです。
みどりの券売機プラスに不満!みどりの窓口が消える深刻な理由まとめ
長引くコロナウイルスの影響で
業績不振にあえぐ企業が多い中、
JR西日本も利用客の低迷で
業績不振に陥っています。
みどりの窓口が減り、みどりの券売機プラスが設置される背景には、
利用者目線でサービスが良くなることを
今後も期待したいですね。