「餃子の無人販売所」無人で万引きされても大丈夫な理由とは?!

コロナ禍で店舗の空き物件が増える中,

餃子の無人販売所」が急増しています。

郊外のスーパーや商店街の一角、
コンビニの近くなどで、
看板の大きなガラス張りの
店舗の外観が特徴的です。


店内には防犯カメラは付いていますが、

果たして無人で
犯罪抑止になっているのでしょうか?



しかも、あまり人が出入りしているようには
見受けられない店舗もあります。

無人販売というと、

・万引き対策
・セキュリティ対策 

は大丈夫なんだろうか?
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで
「餃子の無人販売所」について、
万引き対策やセキュリティについて

気になることを調べてみました。

目次
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餃子の無人販売所が全国で急増中!

コロナ禍で全国に餃子の無人販売所
が急増しています。

無人餃子販売所外観

大半のお店の中は、餃子が大型冷凍庫に
陳列されているだけという至ってシンプルな造りです。

無人餃子のディスプレイ

支払いも、神社やお寺に設置されている
さいせん箱のような場所にお金を投入するだけの仕組みです。

無人販売なので
非接触性が高く、
新型コロナウイルスの
感染を回避したい
という人々のニーズに
ハマったようです。

また、

餃子が手軽に調理できる簡便さも、
巣ごもり需要に合致していたものと
思われます。  

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餃子の無人販売所は全国に何店舗ある?

全国に423店(2022年9月現在)
を有する餃子の雪松をはじめとして、

全国に餃子の無人販売所は
急増していて儲かっているようなのです。

業界の雄である餃子の雪松はコロナ禍に入る前の
2020年1月には19店だったのが、
コロナ禍の最中に店舗数では
約20倍という急成長を遂げています。  

コロナ禍で閉店する店舗が増えたことで、
空き物件も多く出ていたという背景もあり、  

また、
餃子の雪松のビジネスモデルを模倣した新規参入業者が
続々と出現しています。

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無人の餃子販売所最大手の餃子の雪松

社名:株式会社YES
店舗名:餃子の雪松
代表取締役:長谷川 保
本社:東京都国分寺市並木町二丁目23番地5美創空館B1
設立:2014年5月1日
資本金1,000万円

餃子の雪松

2022年9月現在餃子の雪松が他を
圧倒的に引き離して業界トップです。

コロナ禍になってから餃子の雪松の成功を見て、
どっと参入してきた新しいチェーンの背後には

まだ餃子の雪松の店舗数には及びませんが
資本力のある事業者が多いです。

主な餃子の無人販売所
・餃子の雪松:423店
・ふくちぁん餃子:43店
・八幡餃子:35店
・やさしい餃子:30店
・雪村餃子:26店
・餃子香月:25店
・50年餃子:23店
・福耳餃子:21店
・神戸餃子楼:17店
・三三餃子:13店
・神戸元町餃子:12店
・美味工場委員会:11店
 ※2022年5月現在

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餃子の無人販売所の儲けの秘訣は?

餃子の無人販売所が成功するには、
“味”が最も重要です。

ギョーザを大量生産する工場設備や、
店舗を大量出店する物件開発は、
イニシャルコストもかかります。
そのため、誰でもできそうに見えて、
資本力がないと競争に勝つのは
難しい参入障壁の高いビジネスモデルです。  

ただし、

いったんオープンしてしまうと、
店舗を運営していく
ランニングコストは低く抑えられます

無人で24時間営業できるので、
人件費がほとんどかからないからです。

家賃についても、
駅前一等地のような
高い場所を借りる必要がないので、
それほどかかりません。

また、話題の業態なので、
ローカルな情報誌やテレビ局の取材、
SNSで拡散されるチャンスも多いです。

販促費もそれほど必要とされません


この餃子の無人販売は、
農家で行われている
野菜の無人販売をヒントにされています。

冷凍庫に36個入り
1,000円の冷凍餃子が入っていて、
購入したい人はそれを取り出し、
必要な人はレジ袋に入れて持ち帰るだけの
シンプルな購入スタイル。

餃子のタレも、1パック200円で販売しています。

無人餃子販売所

代金は、賽銭箱のような料金箱に入れます。
お釣りは出ないので、ぴったりの金額が必要です。

購入の手順については、
入店するとモニターに映し出される
動画で分かりやすく説明されます。

無人だと万引きの心配がありますが
どうなっているのでしょうか?

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餃子の無人販売所の万引き対策は?

無人で販売してセキュリティ面はどうなっているのか
という疑問がわきますよね?

無人販売所の利用者の口コミを見ても

料金を支払わずに、
餃子を持ち帰ることができそう。
万引き対策大丈夫?
料金箱が盗まれそう。

などと心配するコメントが多いです。

入店から餃子を買ってお店を出るまで、
が数分足らずの短時間。

レジを通さずに餃子を買えるシステムに昭和感を
感じる人も多いようです。

今の時代、
コンビニやスーパーなどでの購入方法が当たり前になっている
私たちにとって、餃子の無人販売所のシステムは戸惑い
を感じてしまうのが正直な気持ちです。

では具体的にどのような
セキュリティ対策万引き対策
を行っているのでしょうか?


餃子の無人販売店舗に入ると、まず目につくのが大きなモニター
購入方法が丁寧に動画で案内され、初めての人でも戸惑うことなく
購入ができるようになっています。

無人餃子料金箱

その他には餃子が入っている大きい冷凍庫と、
料金(賽銭)箱があるだけです。

セキュリティは防犯カメラがあるのみ
特別な対策はないように感じます。

そして
気になるのが売り上げの保管方法です。
特別な対策がないように感じる料金箱ですが、
ロック式の金庫のようになっているため、
開けるのは難しく簡単に盗まれる心配はないようです。

このシステムだと

万引きし放題では?


と思ってしまいますよね。

万引き対策もいくつか講じているようですが、
根本的に性善説に基づいた運営となっています。

要は「お客様を信じる」ことを前提としているシステムになっています。

全国の店舗の共通点として、
料金箱が神社のお賽銭箱のようになっていること。
店舗自体が神社のような雰囲気があるのも、
犯罪抑止の対策の一つに入るのかもしれません。

また、

万引きされるコストよりも、
店舗で人を雇用する
人件費の方が高くつく

ということも考えられます。

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餃子の無人販売所での万引き犯逮捕!

餃子の無人販売所で万引き(窃盗)を働く者も
やはり少なからずいるようです。

人間の良心に依存したビジネスだと、
悪事を働く輩も残念ながら
少なからず出てきますよね。

窃盗罪の法定刑は10年以下の懲役
または50万円以下の罰金となっています。
初犯であれば
起訴されたとしてもほとんどの場合、
略式手続きで罰金刑となります。


コロナ禍でお店の撤退が相次ぐ中、
全国に急拡大で店舗展開できたのは、

無人販売だからこそといえるかもしれません。

新たな経営手法としても
注目されそうですね。

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餃子の無人販売所ブームの今後は?

今後、餃子の無人販売は
どうなっていくのでしょうか?

今はブームですが、無限に店舗を増やせるわけでもなく、
どこかで飽和状態を迎えます。

餃子の無人販売店にとどまらず
自動販売機での展開を始めている企業
も現れています。

今後は生き残りをかけて差別化を図っていくことも
必要になるでしょう。

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餃子の無人販売所まとめ

最近街で良く目にする餃子の無人販売所
仕組みやセキュリティについて、

万引きは大丈夫?
お金を盗まれることはないの?

など素朴に気になることをまとめてみました。

店内には防犯カメラが設置され、
料金箱はロックするなどの
基本的な対策はされていますが、

何か画期的な
防犯対策をしている
わけではありませんでした。

性善説に基づいた運営というのも、
このご時世に驚きです!

万引きされるコストよりも
人経費の方が勝るから
あえて無人販売所形式を採用している
ともいえます。

あなたの街の近くの
餃子の無人直売所を見かけたら、
試しにぜひ入店してみてください。

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