2022年7月9日放送の
アニメ名探偵コナンの
作画が崩壊していたと
Twitterで話題になりました。
作画崩壊はなぜ起こるのでしょうか?
調べてみました。
名探偵コナンの作画崩壊
2022年7月9日放送の
名探偵コナンの作画が崩壊していたと
Twitter上で話題になっていました。

普段とキャラの表情が違ったり
木の上で寝転がりながら
コナンが推理を披露しています。
今回の作画崩壊はまだ
許容範囲との声もありますが、
過去にはもっとひどいものが
ありました。
過去の名探偵コナン作画崩壊



作画崩壊はなぜ起こるのか?
作画崩壊とは
アニメ作品の作画クオリティが、
秩序を失い、
著しく低下している様相
を指します。
アニメは原作により忠実な
作画が求められます。
では、
なぜそのようなことが
起こるのでしょうか?
①絵の仕事の多様化
現在は絵の仕事の種類が増え、
・ゲームクリエイター
・3DCGデザイナー
・イラストレーター
など沢山の働き方があります。

その中で、
今の若者達からは
わざわざアニメを選ぶのかというと
ブラックな職場環境により、
敬遠されてしまっているのが
現状です。
②給与が安い
アニメの仕事は
給与が安く、膨大な仕事量
でかなりの激務です。
アニメーターの給料は
新人で月額20万円以上ある仕事は
まれで
アニメーターはほぼ
出来高制の給与体系
となっています。

アニメの膨大な工程の仕事量に対して
賃金が見合わずに、
早くて数カ月、
長くて1年、2年で
辞めてしまうのがアニメーターの大半です。
③後継者の育成不足
アニメ業界は職人的な業界なので
仕事を真似ぶと言われています。
アニメの仕事はかなり特殊な仕事なので、
普通に生活していては
絶対に得られないスキルです。
最低限必要な知識や経験は
新人の内に教育する必要があるのですが、
大半が早期離職するため
後継者がなかなか育たないこと
に頭を抱えている業界です。

現在は安い労働力の
海外に制作依頼をされる
ケースが増えており、
それも作画崩壊に繋がっている要因の一つです。
まとめ
Twitterで話題になっていた
アニメ名探偵コナンの
作画崩壊について調べてみました。
背景にはアニメーターの
・絵の仕事の多様化
・職場がブラック
・後継者不足
など業界が抱える
構造的な問題点が
浮き彫りになりました。
作画崩壊を防ぐためには、
アニメーターが
定着できるような
待遇改善と環境整備の向上が
今後望まれます。
